出張が多くても生活リズムや体調を崩さないために
私の仕事は、月に2~4回、出張があります。
行先は、主に
1、東京
2、九州方面
3、横浜
4、名古屋
5、その他
です。
日帰りが半分、1~2泊が半分、たまに3~4泊、というペースです。
昔は嫌で嫌でしょうがなかった出張。だって生活のペースが狂うし、ホテルによっては寝付けなかったり、朝起きる時間も泊まる場所によって色々、スポーツクラブに行けない、出張先で支店の人たちとの飲み会が大体ある等々・・。
「たまに出張がある」くらいの時は楽しめてよかったのですが、頻度が多くなってからは、出張に行くとドッと疲れがたまりなかなか抜けにくくなりました。
出張に行って、その疲れから次の休みはお昼まで寝て・・・
そんなことしてたら、
あっという間に一年が過ぎていました。
ああ
このままきっと、10年経って、
20年経って、老いていくんだ、私・・。
と思うくらいに。
とにかく休みは出張疲れを癒して、
たまった家事をするだけの日となり、
あまりちゃんと物事を考えられないまま
また出張に出掛ける。
そんな日々もありました。
⛅
✈ ☁
しかし、今では「ごく自然に出張がある日常」を過ごしていけるようになりました。
全国どこに行っても、生活リズムが乱れなくなり、あまり遠くにいってるような気がしなくなったのです。
そのために心掛けていることをまとめてみました。
1、新幹線や飛行機などの移動時間をうまく利用する
移動中は、寝ることもあれば、本を読んだり仕事をすることもありますが、それを事前に決めておくようにしています。睡魔が来たから寝るというよりも、元々早起きしなくてはならない日は「新幹線で二時間寝るから大丈夫」とか決めておく。逆に充分睡眠がとれた日には、あえてでも寝ずに、この二時間でこれだけの仕事をこなす、と決めておきます。私は主にたまったメール返信や、目標設定、マーケティング調査などに充てています。私は日中、中途半端に寝てしまうと夜眠れなくなるので、以外と重要です!
2、出張先でも無理に毎回飲み会に参加しない
出張先では、支店の方々や取引先の方などが「たまにしか会わないから」という歓迎の意味も込めて、よく飲み会や食事会を開いてくれます。せっかく私のために開いてくれているんだし…と前は全て参加していたのですが、出張頻度が多くなってから段々と体がしんどくなってきました。
そこで、前もって「この日は予定がある」とか「ちょっと体調調整したいから9時には抜けるね」とかいっておいて、体を大事にした参加の仕方をします。
これは出張に限らずですが、
・お世話になった人の送別会
・新人歓迎会
・自分の担当するプロジェクトの打上げ
以外の飲み会は、無理はしないと決めています。
管理職となると、私が無理をすると部下もそれを強いているようなメッセージになりかねないので、時には言い訳せずはっきりと「体調を予防したいから」と言うのも大事だと思っています。
3、会社に遠慮ばかりせず、前泊や後泊の制度があれば使う
若いころは、少しでも会社のコストを安く!とか、経営者のつもりで経費を使う!と意気込んでいた私。
もちろん今でもその感覚は大事にしているのですが、行きすぎては本末転倒になりますよね。
夜遅くまで仕事して翌朝4時に起きて空港に移動、そんな無理をしていては頭もうまく回らなくなってしまいます。
多忙で会社のことを考えている自分!に酔っていたこともありましたが…w 無理はやはり、長く続きません。体に負担がきてからでは遅いのです。
自分が元気で余裕を持てることが、最大のコストダウンにつながります。
使ったコスト分は仕事の質を向上し成果でお返しすればいい、と考えて、「会社にある制度は有効活用する」のが大事です。
4、出張先でも栄養を取る
これは年齢とともに大事にし出したことです!出張先といえば、おいしいものや誘惑もたくさん。また疲れた時はコンビニのお弁当や駅近くのファミレスなどでささっとすませるってことも多いのではないでしょうか。
例えば二泊なら、食事は合計6回。
《1日目》
朝:家から移動中に食べるお弁当を用意。玄米、ひじき、蓮根、オクラ、大豆、など外食で採りにくいものをつめています。
昼:同じくなるべく家で、お弁当を準備しています。内容はほぼ同じことも。。
夜:出張先の人と飲み会。なるべくお刺身やサラダ、飲み物もレッドアイやなど意識的に栄養をとる。ラーメンとかになることもあるので、サプリメントを持参しておく。
《二日目》
朝:ホテルの朝食。サラダバーや品数の多いところをなるべく予約しています。
昼:出張先の方とランチにいくことが多いので自由
夜:移動中にはサンドイッチとサラダ。私の出張先は都市部が多いので、サラダはRF-1などちょっと贅沢なものを買っています。最近首都圏ではボリューム満点のサラダボウルが売ってあるので助かります。
みんなと行く食事では考えすぎずに好きなものを食べ、1人のときにバランスをとる、という感じで、ちょっと意識するだけで、体の疲れ方や集中力が全然違います!
5、出張先でも運動する
栄養をどんなに意識していても、結局いいお店がなかったり、誘惑に負けたり、飲み過ぎてしまったりということはよくあります。
そこで運動です。出張先で運動って、、ランニングとかたまに聞くけどハードル高い印象ありますよね。社長や芸能人ブログなんかではよく、海外出張でも走ってます!という内容を見かけることがありますが、さすが体調管理のプロだなあと感心するばかりです。
そこまでは私もできないのですが、ちょっとした運動は意識的にするようにしています。めんどくさくてもこれを入れておくと体の楽さが全然違うのです!普段の健康管理も一緒ですね。
もちろん、運動自体はめんどうで・疲れるものでもあるので、たまにしか出張がない人は無理にやる必要はないと思います。ですが、出張が頻繁で、その生活を結構続けていくという覚悟がある場合には、オススメです。
出張で筋肉をつけようとかではないので、軽めで十分です。長時間の移動、長時間の会議など座りっぱなしも多くなる出張。軽いストレッチや、ウォーキング、少し前に流行った骨盤回し体操やヨガなど、少しやるだけで、むくみや肩こりがすっきりし仕事の能率も上がります。
6、快適に過ごせるグッズを見つける
私の場合はこれは特に何もないのですが、同僚に話を聞くと、マスク、耳栓、アロマ、携帯スリッパ、寝るときの靴下、入浴剤、移動用の携帯腰クッション、などなど、自分だけの出張先で快適に過ごせるものを持参している人は多いです。
少し変わったものでは、
・キャラクターのぬいぐるみ
・調味料
・枕が嫌なのでバスタオルを必ず持つ
・バブルバスの素
・眠るために瞑想アプリを使っている
・必ずホテルに着く前に花を一輪買って、部屋に飾る
・新幹線で子供に遭遇した時用にお菓子持参
・移動中寝るときに顔を隠すためのフード付パーカー
・何かあった時の為に防災用の防寒マントと携帯トイレ
などがありました。
主に、「いかに乗り物やホテルで快適に過ごすか」というためのグッズが多かったですね。出張が多い方は、東急ハンズや無印などの旅行用品を見てみると、発見がありそうですね^^
私の場合はそういう快適さとはまた違うのですが、小さいヘアアイロンは必ず携帯しています。泊まる場所によって、水が違うからなのか、髪がバサバサになってしまうことがあり、朝のセットがうまくいかず時間がかかるからです。
7.ホテルを選ぶ
私の場合、出張先での業務は、夜遅くなることが多いです。
前記のとおり、なるべく飲み会は無理しないようにしていますが、打ち上げなど顔を出すこともあり、ホテルにつくのが夜遅くなることもしばしば。
そのため、一番のこだわりは「駅近」「コンビニがホテルまでにあること」「お風呂やトイレが清潔かどうか」です。この3点があればどこでもOKです。
自分にとって快適に過ごせるホテルかどうかが大事なので、何が必要かはそれぞれ違うと思いますが、最近ではいろんなサービスがあるので、会社からの近さだけではなく時間のある時にじっくり見ておくのがオススメです。
例えばこれまでにこんなビジネスホテルがありました。
・各部屋にカラオケがついている(元、ラブホだった様子・・)
・温泉が無料で入れる
・タリーズコーヒーの券がついている
・めちゃくちゃ古いけど、その分1人でもツインに泊まらせてくれる
・そのホテル近くで夜もみられる映画のチケットをもらえる
・温泉パークの入場券がついている
・サービスでお昼のお弁当も作って持たせてくれる
・専用バーでドリンク飲み放題(もちろんお酒も)
・シングルの部屋にミニキッチンや洗濯機・乾燥機もある
などなど。私は出張の度に、違うホテルに泊まってみるようにしているので、またいずれホテルについても記載したいと思います。
以上が、私なりの体調管理方法です。
もちろん、そんなことしなくても出張くらい問題ないよ!って人もいると思います。
しかし、出張の多さで疲弊していく人もたくさん見てきたので、そういった方の参考になればと思い書いてみました。
最後に、家庭をお持ちの方で出張が多い皆さん、ご家族とのコミュニケーションも大切に・・・。これが最大の健康管理かもしれません。
「転勤」のようにはっきりした境界線がない分、すれ違いが起こりやすくなります。出張をしていると変化も多く、自分だけが時の流れを早く感じてしまいます。1週間出張して帰ってきても、自分自身はそんなに長く留守にしていたつもりはないかもしれません。つい、出張疲れから、そのまま寝てしまったりということもあるでしょう。
しかし、家で普段と同じ日々を過ごしている側にとっては「やっと帰ってきたのに」とさみしく思っていることもあります。そんな時、無理をして話に付き合うのも1つの手ですが、自分自身のことも大事に仕事も家庭も両立するには、普段から自分の仕事について家でも話すようにし、体調管理につとめていることやそれが家族のためでもあることを、理解して応援してもらえるとよいですね!